稼げないジャンルもまた存在する
Youtubeで稼ぎやすいおすすめジャンルを紹介しましたが、逆に稼ぎにくくておすすめできないジャンルもまた存在します。
こちらのジャンルをやってみようと思っている人は要注意です。
この記事について
Youtubeで50万円程度稼いでいる筆者と、Youtubeで100万円以上稼ぐ現役Youtuber5人の意見で書かれています。
稼ぎにくい、攻略しにくいジャンル
歌ってみた動画
歌ってみた動画は、チャンネル登録者の奪い合いが非常に熾烈です。
才能ある歌い手がニコニコ動画やTiktokで知名度をつけて参戦する例が多いため、まずはTiktokあたりでバズるところまで行かないとYoutubeで待っていても再生されないことが多いです。
また、歌ってみた関係流行りの歌を投稿しファンを新規獲得していくのが非常に大切で、著作権に深く関わる領域のため、歌った曲から広告収入を得るのには効率が悪いです。
グッズ販売やライブ収益、サブスク音源などで大きく収益化することが可能ですが、これらのキャッシュポイントは個人で到達するのにはあまりにも遠いです。
レーベルや事務所などの組織を活用しないと金銭面の恩恵を受けるのは難しいため、Youtuberとして稼ごうとするよりは事務所所属を目標にして頑張って、マーケティングやグッズ・ライブなどは全て任せられるようにするのが現実的です。
踊ってみた動画
踊ってみた動画にも音源が必須なため、著作権関係の制約を受けやすいです。
歌ってみたの項目では割愛しましたが、Youtubeのシステムでは、AIが自動的にBGMの著作権的にセーフorアウトの判定をします。
実際には著作権に配慮した動画であっても、AIがダメだと判断すれば広告がつかなかったり、最悪公開できません。
また、動画公開に至るまでのロケーション選定や練習の時間など、様々なコストがかかるのに動画1本あたりの時間は1曲分の3~5分程度となり、視聴者が広告を見る機会が少ないため、動画だけだと収益額は労力に見合いません。
アイドル活動をしていたり、ダンス教室を主宰しているなどがあれば間接的に収益に繋げられますが、そうでない場合は「踊ってみた動画で生活費がまかなえた!」となるのは難しいです。
おもしろ動画
おもしろ動画は、完全に飽和しているというのが現役Youtuberの意見です。
おもしろ動画というと伝わりにくいですが、Youtuberらしい企画で視聴者に「面白いからまた観たい」と思わせる動画のことを指しています。
おもしろ動画の難しい点はたくさんあります。
- Youtube歴10年クラスの人たちがたくさんいる
- 「面白い」は積み上げた空気感で認められるようになる
特に「おもしろさは空気感で決まる」といったところが最大の難しさです。
こんな経験はありませんか?
「この人は面白い人」という先入観があるとなんでも笑えるし、「好きじゃない」と思うと何も笑えないなぁ……。
笑いは、何を言うかも大事ですが、それ以上に誰が言うかが大切になります。
Youtubeの視聴者はYoutuberになんの印象もない状態から視聴を始めるため、初めて見ると基本的に「身内ネタつまんない」と感じます。
それを回避するため、まずは
- あるあるネタ
- 有名人モノマネ
などの共感性の高い企画をこなし、視聴者の周囲が「このYoutuber面白い!」と言ってくれる状況を作らないとファンを獲得できません。具体的に方法を示していますが、これは非常に難易度が高いです。
また、Youtuberらしい振る舞いには炎上リスクが付きまとうので、成長する前に潰される可能性もあり、攻略は困難です。
ゲーム実況動画
ゲーム実況は、近年さらに競争率が上がっているコンテンツです。
誰でも簡単に始められるため、Youtubeに参入してきた芸能人がとりあえずゲーム実況するなど、知名度のある人がゲーム実況をした動画が増え続けています。
また、最近(数年前から)流行りのVTuberもゲーム実況を主軸として活動していることが多く、VTuberがゲーム実況の上位を独占しているゲームタイトルが非常に増えました。
VTuberはもともとニコ生などで実況をしていた実力派の方が中にいて、企業が全力プロモーションとバックアップしている形なので、
個人だととても太刀打ちできないです。
任天堂のゲームを実況するためにはUUUMなどに所属し間接的に任天堂と契約する必要もあり、面倒なことも多いです。
稼ぐよりは趣味と割り切って、いつかバズるように頑張るのがおすすめ。ゲーム実況という行為は楽しいです。